筆談の必要性

仕事柄、筆談が必要になる患者さんと接することも多いけれど、今日はその必要性を再認識した一日だった。

待合室で問診してるんだけど、年配の患者さんだと耳が遠い人も多くて、ついつい声が大きくなっちゃう。周囲の患者さんには申し訳ないな、うるさいだろうな、って思ったりしてたのね。だけど苦情を言われたこともないし、いつもそうやって問診してた。

今日、初めて来院した患者さんは八十代で、やっぱり耳が遠い様子。いつも通りに大きな声で問診をしようとしたら、患者さんから「待って」と言われたの。
鞄から小さなスケッチブックとペンを出して、「これでお願いできる?」って!
びっくりしてたら、「私、耳が遠いから、他の患者さんに迷惑かかっちゃうでしょ?」って笑うの。「あ、でもね、目も悪くなってるから大きい字でお願いね」とも言われた。

スケッチブックとペンを受け取って大きめの字で筆談したら、普通に問診するよりスムーズでびっくりした。痛い場所は絵で教えてもらったりとか。

筆談ってこういう使い方もあるんだなって思った。もちろん、耳の遠い患者さん全てがこれを望むかどうかは分からないけど、問診がうまくいかないときは筆談してみようって思った。