夜勤しなくても看護師は看護師

夜勤はしなくなったけど、看護師は看護師だ

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中学の頃から看護師になりたかった。医者になるほど頭は良くなかったけど、人の役に立ちたかったからだ。

病気を診察して治すことはできないけど、医師よりも患者とは向き合えると思った。でも大変な仕事だときちんと理解していなかったかも…。大変さが分かるのは、やはり現場に入ってからだった。

仕事に何を求めるかは人それぞれだと思う。でも、給料だったり、時間の自由だったり、やりがいだったり。正直、今の私では給料はいまいちだし、時間の自由は全然ない。でもやりがいだけは十分だと思う。それでさえなけれざ、もう他の仕事に就いているかもしれない。

慣れない夜勤は特に最初の頃は本当につらかった。いつ急変があるかも分からないし、なかなか気も抜けず、朝が来る頃にはヘロヘロだった。

それなのに連続で夜勤の時は、本当に逃げ出したいくらいだった。友達の朝から夕方までの普通の就労時間に憧れたりしたな。それでも頑張れたのは同期がいたからと先輩達のおかげだと思う。同期にはいっぱい愚痴を言ったし、先輩には何度か泣きながら相談もした。今では笑い話だけど当時は本当に切羽詰まってたな。

でも今ならこの仕事が大好きだと言える。苦しい時期もあったけど、私は看護師という仕事に誇りを持っている。

結局夜勤は辞めて日勤だけの職場を選んだけど、それでも看護師は看護師。しっかり頑張ってる。

オムツを多用してはダメ

1ヶ月くらい入院していた高齢の方の受け持ちだったときに、その方の家族がすごい剣幕で私に怒鳴ってきた。

内容は、髪を洗うためにおむつを使ったこと。うちの病院では洗髪方法のひとつとして、患者さんのおむつを頭の下に敷いて、お湯を使って洗う。他の患者さんにも同じ方法で洗髪してきてた。他のナースもみんなしてる。

だから家族には髪を洗う方法として、おむつを使用することがあると説明したんやけど、全く理解してもらえず。上司入ってフォローしてくれたものの家族の怒りはおさまらず…。

私にしたら入院してからシャワー浴の許可も出てないから、良かれと思ってしたことで、こんなにも責められるとは思わなかった。しばらくは不愉快で、イライラしてたんやけど、そのことを彼に話すと「え?おむつ敷くの?」と驚かれた。

病院では当たり前のことでも、一般の人には当たり前じゃないことって多いんかもな。気をつけな。

恐怖のお礼奉公制度

前に働いてた病院は、附属の看護学校があって、卒業後は3年間のお礼奉公があった。だから1~3年目の看護師が多い。

でも、お礼奉公が終わるとほとんどの看護師が退職するから、中堅の看護師がほとんどおらん。若くて活気のある病院といえば聞こえはいいけど、1年目は3年目以上の看護師が付いて指導をしなければならず、その分のしわ寄せが残りのスタッフに行く。

2年目以降のスタッフは自分の業務が終わっても残業するのが当たり前になってた。でも、子供がおるスタッフは遅くまで残るわけにはいかんから、その分の業務も私たちに回ってきてた。

日勤では毎日9時、10時は当たり前で、通勤に1時間かかる私は寝るためだけに帰っているようなもんやった。夜勤明けでも昼ごろまで仕事が終わらないことも当たり前で、休日は勉強会もあったりして仕事のためだけに生きているような感覚になってた。

もうすぐボーナスという頃、こんなに頑張っているんやからと、それだけを楽しみにしてたんやけど、そんなに甘くなかった。病院の経営事情なのかボーナスが大幅カット。親はボーナスがあるだけでもええやんって言ってたけど、まぁ辞めたろ思ったよね。